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前回の続きです。
1つ目の「賃貸に住み続けることのリスク」に気づいて購入したということについてですが、
これは私が不動産業界に入っていなければ気づいていなかったと思います。
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私がこの業界に入った当時は新築のマンションを販売していました。
よくある「新築マンションのモデルルーム」でそのマンションを販売していたのですが、
お越し下さるお客様の年齢層はさまざまで、どの物件のモデルルームに配属されても、
30代前半の方から80代の方まで、幅広い年齢層の方々がお越し下さっていました。
ご来場くださる方は初めてのマンション購入のご検討をされる方が大半を占めます。
そんなお客様の中で、一部このような方々がいらっしゃいました。
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「これまで賃貸でもいいと思っていたんだけれど、年齢を重ねるにつれ年金で家賃を払っていく自身がなくなて・・・。それに年を取ると賃貸も借りにくくなるって聞いて。」
「ずっと転勤族だったので会社の借り上げ社宅に住んでいたんだけれど、退職すると住宅手当もなくなるし、社宅を出ていかなければならなくなるので、マンションの購入を検討し始めました」
そんなお話をされるお客様が、どの物件にも何組かいらっしゃいました。
けれど、ご年齢的に考えるとこれから数千万円の住宅ローンを借りて、返済をしていくというのはとてもリスキーなこと。
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「退職金で購入しようと思っているんです」
と、仰る方もいらっしゃいましたが、退職金以外に預貯金があり、老後の生活資金が年金と預貯金等で賄える方であれば良いのですが、退職金でお住まいをご購入されたら預金はあまりない・・・。
けれど退職金で住宅を購入するのは普通だと思っていたという方もいらっしゃいました。(この退職金での購入のリスクはまた後日改めてご説明させて頂きます)
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当時30代半ばだった私は、そのような人生の諸先輩方であるお客様のお話を伺い、実際にご資金のシュミレーションをすると、ご年齢に対して住宅ローンのお借入期間というのは決まっていますので、かなりの頭金を入れられないと、とてもじゃないけれど月々の返済額を年金生活が始まってからは払っていけない。
なので、本当は自社の新築マンションしか販売できないのですが(会社規定なので)、中古マンションや中古の戸建てもご検討の視野に入れて探してみられることをお勧めしてお帰り頂くこともありました。
新築マンションの営業ですので、自分が中古マンションや中古物件の仲介をすることは会社の規定で禁止されていましたので、 「あの方たち、どうされたかなぁ・・・」と気にはなりつつ、どうすることも出来ないジレンマがあったと同時に、
「これは私ものんきに賃貸に住んでいる場合ではないぞ! 一歳でも若いうちに住まいを購入しなくては!」と、気づかせて頂いたのです。
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しかし、当時の私には「住宅ローンが借りられない!」という大きな壁がありました。
長くなったので続きはまたまた次回へ・・・!